みどころ

注目作「取り持ち女」初来日。

 静謐な作風と、特徴的な光の表現で知られ、世界中を魅了する17世紀オランダの画家、フェルメール。本展では、そのフェルメールの作品を、同時代のオランダ絵画とともに紹介します。現存するフェルメール作品は35点ともいわれていますが、本展では日本初公開となる「取り持ち女」など6点が集結。約60万人を集めた2000年の大阪市立美術館での「フェルメールとその時代」展の5点を上回り、西日本では過去最大規模のフェルメール展となります。

 中でも「取り持ち女」は、宗教画から風俗画への転換期に当たる重要な作品で、画面の左端に描かれた男性はフェルメールの自画像であるという説が有力です。

「光の画家」の知られざる顔を、お楽しみください。

フェルメール・ブームの始まり、日本における「フェルメール」展。

 17世紀オランダ黄金時代を代表する画家、フェルメール(1632-75)。ミステリアスな緊張感をたたえた静謐な空間、光の粒子までもを捉えた独特な質感を特徴とし、「光の魔術師」と称されることもあります。寡作でも知られ、現存する作品はわずか35点(研究者によって見解が異なる)とされ、希少性も人気の一つです。
 世界屈指の人気を誇る画家フェルメールですが、熱狂ぶりが始まったのは、実は近年になってのこと。フェルメールは作品点数が少ないことから、美術ファンの間でもルーベンスやレンブラントほどには知られていませんでした。 世界的なブームは、1995-96年に米国ワシントンとオランダのデン・ハーグで開かれたフェルメール展に端を発します。この展覧会でフェルメール人気が一気に広まりました。
 2000年、日本で初のフェルメール展が大阪1会場で開かれました。大阪市立美術館での「フェルメールとその時代」展は、約3ヶ月の会期で60万人もの動員を果たし日本でもフェルメール・ブームが本格化しました。

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